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日々、気が付いたこと感じたことを気ままに綴っています。
2020.02.11
組織を作るか、一人でやるか。
士業もそうですが、個人事業主や起業をするときに一匹狼で一人でやるか、複数の方と一緒にやるか、人それぞれやり方があります。
特に士業の場合や一人でも起業できるジャンルの職種ですと、事業の形態は様々。
一人でなんでも出来てしまう方は、一人でやるほうが向いてる方もいますし面倒な人間関係や煩わしさを感じる人もいるでしょう。また一人でやるほうが収益の取り分も多くなります。
しかしそれには多くのスキルが必要になり、才能や能力の高さが必要になると私は感じます。出来ている方って素晴らしいです。
複数の方を雇用して拡大路線で行く方もいます。一人でも雇用出来る、また大きくしていく方は、一人でやる方と比べれば仕事も大きくなっていきやすく発展も早いかもしれません。
が、取り分も少なくなるし、何より組織を作ることもしなくてはなりません。一人事業主から見ると煩わしさも多いと感じるかもしれません。
営業時代もそうでしたが、ホテル時代は組織づくりに専念し、自分の理想ともいえる組織を作ったと自負しています。
そんな私に「なぜそういう組織が作れたのですか?」という質問をよく受けますが、いつも言うのは、
「怠け者だからですよ」 と答えます。
私はよく「リーダーシップがある」と思われますが、実はとんでもなく怠け者です。
それを自覚しており、否定もしません。むしろ胸を張って「怠け者なんです」と言います。
「そんなはずはない、そんな怠け者が何故面倒な組織を作れるのか?」と言われますが、私は断言します。
「怠け者ほど組織を作るのが上手くなる」のです。
普通の怠け者と違う点は、強いて言えば「やりたいことがある」だけの違い。
リーダーにもいろいろなタイプがあり、こうでなくちゃいけない、という事はないのです。
今日は主に、事業主(個人事業主)や組織の頂点になるためのことを書きます。
ただしこれは個人的な主観に基づいているので、「ああ、こんな考え方もあるのだなあ」と思って読んでもらえると有難いです。
リーダーのタイプは決まっていません。
素晴らしい人格だからリーダーになる訳ではないのです。
リーダーの種類はあちこちに掲げられていますが、簡単に大きく2つのタイプを考えてみましょう。
①才能がありカリスマ性もありグイグイ力で引っ張っていくリーダー
②部下から支えられる、民主主義的リーダー
私の場合は、明らかに②のタイプでした。
ここで一番大事なのは「自分を知る」ことだと思っています。
自分を知らずに事業などを始めてしまう方が意外と多いです。そのため間違った方向に進み、苦しくなることが多々あります。
自分にあったリーダー像をイメージしてみてください。
①と②、単純に性格や環境要因が大きいのでどちらが良いとか悪いとかではなく、どちらが向いているかです。
私の知る限り、①の人はそう多くはありません。
カリスマ性や才能などが必要という時点で普通の人は②になると思います。
しかし②のタイプなのに、実際やることが①のようなリーダーになりたい、とミスマッチすると不幸が起こります。
一歩間違えると「強制」や「服従」を強いる事になったり、才能がある部下を嫉妬し外すことになりかねません。また自分の地位を優秀な部下に取られてしまう、という恐怖感を覚える事業主さんも見てきました。
大概の人は、②であることを自覚しておかないと難しいのです。
でも時に「自分が法律だ」という方がいる。「組織づくりが難しい」という理由の多くは、ここにあります。
まず、自分のことを知る、という事がどれだけ重要かという話をします。
人からよく思われたい、という気持ちは誰でもありますが、気が付かないうちに本当の自分を見失って「こう見られたい」と思ってる自分が本当の自分だと勘違いすることはよくあります。
十分に自分を振り返ってみてください。
別に誰に告白したり発表をしなくても良いので(笑)ダメな部分と良い部分を並べてみましょう。
私の場合。
【ダメなところ】
・自分に甘い(すぐ楽なほうに流される)怠け者ですから(笑)
・細かい作業が苦手
・単純作業が長い時間できない
・守りができない
・信用しすぎ(良いところでもあるけど悪い場合もある)
【良いところ】
・全体を見渡せる
・攻めの活動、外に向いて活動が出来る
・将来に向かって先を考え行動する
・おおらか
普通に考えて、良いところとダメなところは裏返しなんですけどね。
組織をつくるということは、自分の欠点を補い、良いところを発揮することがヒントになります。ですから私と真逆な方も、もちろん組織を作ることが出来ます。
実は性格的には「リーダーには誰でもなれる」と思っています。
私が外で営業し、PRする。全体を見て先を読む。そして守りを出来る方はしっかり必要な事をやってもらいたい。単純にその構図が出来上がります。
事業で必要なのは「攻め」と「守り」。その行動の元になるのが「目標・計画」や「目的」です。これさえあれば事業として成り立つのです。
では、本題です。
怠け者の私が何故組織を作れるのか。
答えは一つ!
「出来るだけ楽に生きていきたい!」
ここまで読んでくださった方、本当にごめんなさい。単純な理由で(;^_^A
全然素晴らしいことを掲げてなくて、申し訳ございません。。
でも人の本質って、そんなところではないでしょうか。
実際には「楽に生きたい」って難しいです。
生きるためには働かなくてはなりません。
今も私はネット上の働く女性2万人のコミュニティの管理人をしていますが、コンセプトフレーズを「働くことは生きること」としています。
本題からそれるので、コミュニティの話は後日として。。
職場環境では誰もが心地よい居場所を求めています。目が覚めて寝るまでの中で一番長くいる場所が「職場」なんですから。
働く場所に、居心地が良い場所を作りたい。
ここからは、自分の経験です。
ホテルで支配人を任された時、怠け者の私は考えました。
「事業計画を遂行するには、自分の力だけでは無理」
力不足を強く感じます。出来ないことが多すぎることを最初から気が付いていました。
一つ一つは出来ないことが多いけど、全体は把握できるから出来ない事をやってくれる人をそばに置こう。
実際、自分の補佐は1回の募集では見つからず、ピンとくる人が出てくるまで募集をかけ続けました。
そして優秀な部下に巡り会い、めでたしめでたし・・・ではないのです。
優秀な部下って、そんなに多くないですよね。多分。
というか、優秀な部下ってどんな人ですか?
私の場合は、優秀な部下にどんどん変化した、というほうが正しいと思います。
自分の出来ないことが出来る部下って大事ですし、素晴らしいと思いました。
その気持ちから感謝も出来るし、褒めまくっていました。
「支えてもらっている」
というか、「しょうがない、やってやるか」的な感じだったかもしれません。
その代わり、彼らの発想で良いことはどんどん採用しましたし、部下が出来ない事は一緒にやってクリアしていきました。
その結果、「優秀な部下」がたくさん生まれました。
それは私が「怠け者」であり、「出来ない事が多い」からです。
出来ないことを頑張れない「怠け者」だからこそ、優秀な部下に囲まれることになりました。
では、怠け者ならだれでも組織を作れるのか、というとイコールではありません。
次のことが出来る「怠け者」になってください。
1.感謝できる怠け者
2.褒める怠け者
3.否定しない怠け者
4.嘘をつかない怠け者
5.前向きな怠け者
あなたも怠け者のリーダーになれそうですか?